子どもの発達特性とWISC検査|学校の困りごとを支援につなげる
「授業中に集中が続かない」「板書が極端に遅い」「忘れ物が多い」「友だちとのトラブルが増えた」「宿題にとても時間がかかる」——。
こうした“学校の困りごと”は、努力不足ではなく、発達特性(認知の得意・不得意/注意特性/感覚特性など)と環境のミスマッチで強く出ていることがあります。
そのとき役立つのが、子どもの認知特性を多面的に把握し、具体的な支援(配慮や学び方の工夫)につなげるための心理検査である WISC(ウィスク) です。
この記事では、WISCで何が分かるのか、検査結果をどう学校支援や心理カウンセリングに結びつけるのかを、分かりやすく解説します。
発達特性があると「学校」で困りやすい理由
学校は、子どもにとって「同じ時間・同じやり方」で学ぶ場になりやすく、特性があると負荷が集中します。代表的な困りごとは次のとおりです。
学習面の困りごと(例)
- 先生の口頭指示が頭に入りにくい/途中で抜ける
- 文章題や読解が苦手(読み飛ばし、内容保持が難しい)
- 書くスピードが遅く、板書やノートで疲れ切る
- 計算の手順が混ざる、見直しができない
行動面の困りごと(例)
- うっかりミスが多い、提出物が出せない
- 忘れ物が多い、持ち物・予定管理が難しい
- 衝動的に動いてしまう、順番待ちが苦手
対人・集団面の困りごと(例)
- 暗黙のルールが分かりにくい
- 相手の意図を読み違え、トラブルになりやすい
- こだわりが強く、切り替えに時間がかかる
重要なのは、「発達障害かどうか」より先に、**“何に困っているか/どんな条件だと困りやすいか”**を整理することです。
WISC検査とは:得意・不得意を“支援の設計図”にする検査
WISC-Vは、5歳0か月〜16歳11か月を対象とした、個別式の包括的な知能検査です。特定の認知領域を示す5つの主要指標(VCI、VSI、FRI、WMI、PSI)と、全般的な知能を示すFSIQなどを算出し、支援の手がかりを得る目的で医療・教育分野で広く用いられています。
実施時間の目安は45~90分程度です(実際は子どもの状態で前後します)。
WISCで「分かること」
- どんな課題(聞く/覚える/処理する/考える/作業する)が得意・不得意か
- 学校の困りごとが、どの認知負荷で起きやすいか
- 学び方・教え方・課題量・時間設定などの具体的な工夫ポイント
WISCで「分からないこと(注意点)」
WISCは発達障害の有無を“それだけで確定”する検査ではありません。面接、行動観察、生活状況などの情報を総合して評価し、最終的な判断は専門の医師が行います。
WISCの結果が“学校の困りごと”に結びつきやすいパターン(例)
※以下はあくまで一般的な例で、結果=診断ではありません。
「どの支援が有効か」を考えるヒントとしてご覧ください。
- 処理速度(PSI)が相対的に低い
→ 板書、テスト、プリント処理が遅く、頑張っても終わらない/疲れ切る
→ 支援例:時間延長、量の調整、板書の配布、ICT活用 - ワーキングメモリ(WMI)が相対的に低い
→ 口頭指示の保持が難しく、途中で抜ける/多段階指示が苦手
→ 支援例:指示の見える化(箇条書き)、一度に1指示、チェックリスト - 言語理解(VCI)と視空間(VSI)などに大きな差がある
→ 説明は得意だが作業が苦手/逆に作業は得意だが言葉の説明が苦手
→ 支援例:得意経路を使う(図→言葉、言葉→図)、提出形式の工夫
こんなときはWISC検査を検討するタイミング
- 学習の遅れや凸凹が目立ち、努力だけでは改善しない
- 担任から「授業の理解が不安」「集団行動で困りがある」と言われた
- 宿題・テスト・板書に過度な時間がかかる
- 本人が学校を嫌がる、不登校気味、自己肯定感が落ちている
- 支援級・通級・合理的配慮など、学校側と相談を始めたい
検査〜支援につなげる基本ステップ
- 初回相談(医師・心理士):困りごとの整理、生活・学校状況の確認
- WISC実施:子どもの負担を考慮しながら実施
- フィードバック(結果説明):強み・弱み/困りごとの背景/支援案の提示
- 学校への共有(必要に応じて):配慮事項の整理、連携の取り方を検討
- 心理カウンセリング:学習・生活・感情面の具体策を継続支援
学校支援につなげるコツ:「合理的配慮」は個別に決めていく
学校での合理的配慮は、一人ひとりの障害の状態や教育的ニーズ等に応じて、学校と本人・保護者が合意形成を図りつつ決定していくことが望ましい、と整理されています。
そのため、WISCの結果は「診断のため」よりも、“どんな配慮があると学びやすいか”を説明する材料として有用です。
学校で相談しやすい配慮例(実務的に使いやすいもの)
- 時間:テスト延長、作業時間の確保
- 量:課題量の調整、宿題の優先順位づけ
- 提示:口頭+板書、手順の見える化、指示の分割
- 出力:手書きが負担ならPC・タブレット、口頭回答の併用
- 環境:座席配慮、刺激(音・光)の調整、クールダウン場所
心理カウンセリングが効く理由:検査結果を“日常で使える形”にする
WISCの結果は、分かりやすく言うと「取扱説明書の材料」です。
しかし、実際に学校生活を回すには、家庭や本人の状況に合わせて具体策に落とし込む伴走が必要になります。そこで心理カウンセリングが役立ちます。
カウンセリングで扱えるテーマ(例)
- 宿題の進め方(着手の工夫、タイマー、手順化、環境設計)
- 忘れ物・提出物対策(仕組み化、前日準備ルーティン)
- 感情の爆発・切り替え(予兆の言語化、クールダウン手順)
- 自己肯定感の回復(「できない」ではなく「条件が合わない」を整理)
- 保護者支援(声かけ、家庭での負荷調整、学校との連携の進め方)
よくある質問(FAQ)
Q. WISCを受けると発達障害と診断されますか?
WISCだけで発達障害の有無を直接判断するのは適切ではありません。面接や行動観察などの情報を総合して評価し、最終判断は医師が行います。
Q. 検査を受けるのが子どもに負担にならないか心配です
WISCは個別式で、子どもの様子を見ながら進めます。実施時間の目安は45~90分程度とされていますが、状態により調整されることがあります。
Q. 学校にどう伝えたらよいですか?
「困りごと」「必要な配慮」「家庭でうまくいく工夫」を短く整理して共有するのが現実的です。合理的配慮は個別の教育的ニーズ等に応じて決めていく整理がされています。
六郷土手・雑色・京急蒲田周辺で、学校の困りごとを相談したい方へ
「発達障害かどうか」よりも先に、学校生活を回すための具体策が必要なケースは少なくありません。
WISCなどの心理検査は、得意・不得意を可視化し、学校での配慮や家庭での関わり方につなげるための強力な材料になります。
六郷土手駅前こころとからだの痛みクリニックの特徴
六郷土手駅前こころとからだの痛みクリニック ( メンタルクリニック )は、これまで数多くの クリニック ( 診療所 ) や 病院 などで 精神科 , 心療内科 , 麻酔科 の診療をおこなってきた、 医学博士 の院長が、気軽に立ち寄れる身近な かかりつけ医 を目指しています。
また 公認心理師 / 臨床心理士 による 心理カウンセリング / WAIS-Ⅳ ( ウェイス-フォー ) 知能検査 / WISC-Ⅴ ( ウィスク-ファイブ ) 知能検査が可能です。
※心理カウンセリング / WAIS-Ⅳ ( ウェイス-フォー ) 知能検査 / WISC-Ⅴ ( ウィスク-ファイブ ) 知能検査 はいずれも、当院に通院歴のない初めて来院される方でもご利用いただけます。
※心理カウンセリング / WAIS-Ⅳ ( ウェイス-フォー ) 知能検査 / WISC-Ⅴ ( ウィスク-ファイブ ) 知能検査 のみのご利用も可能です。
六郷土手駅前こころとからだの痛みクリニック ( メンタルクリニック )の 診療 および 心理カウンセリング / WAIS-Ⅳ ( ウェイス-フォー ) 知能検査 / WISC-Ⅴ ( ウィスク-ファイブ ) 知能検査 は予約制ですので、[ WEB予約 ]または、診療時間内の[ 電話予約(03–6424–7839) ]の上、ご来院ください。
[ WEB予約 ]はこちら
https://rokugo-dote-mental.reserve.ne.jp/
※初診の当日予約 は、 WEB予約 を受け付けておりませんので、[ 電話(03–6424–7839) ]にてお問い合わせください。
六郷土手駅前こころとからだの痛みクリニック ( メンタルクリニック )は 京急線 六郷土手駅 から徒歩0分(10秒)と 駅近く にあります。
〇 最寄りの 京急線 六郷土手駅 は 京急線 普通電車 で下記の通りです。
・ 京急蒲田 駅 から 川崎 / 横浜 方面に2駅
・ 雑色 駅 から 川崎 / 横浜 方面に1駅
・ 京急川崎 駅 から 蒲田 / 品川 方面に1駅
・ 京急鶴見 駅 から 蒲田 / 品川 方面に 4駅
〇 最寄りの バス停 は下記の通りです。
・ 東急バス 六郷土手 バス停 から徒歩3分
・ 京急バス 六郷橋 バス停 から徒歩3分
また 六郷土手駅前こころとからだの痛みクリニック ( メンタルクリニック )は 京急大師線 港町 駅からも徒歩15分 という立地にあり、 東京 都内 からも 川崎 / 横浜 方面からも アクセス しやすいく 通いやすい 場所にあります。
なお 六郷土手駅前こころとからだの痛みクリニック ( メンタルクリニック ) では、 生活保護 , 自立支援医療 ( 精神通院医療 ), 傷病手当金 , 障害年金 , 精神障害者保健福祉手帳 ,などの各種制度 に対応していますので、 傷病手当金 申請書 や 精神障害者保健福祉手帳 申請用診断書 , 障害年金 申請用診断書 , 傷病証明書 , 主治医意見書 , 就労可能証明書 , 当院所定様式や任意様式の 休職 ( 休学 )時の 診断書 、 復職 ( 復学 )時の 診断書 、通院証明書 ,などの各種書類 に対応でき、医療費の助成 (公費)/ 公的支援 / 手当 が受けられる可能性もあります。
うつ病 、 双極性障害 ( 躁うつ ) 、 不眠症(睡眠障害) 、 適応障害 、 不安障害 ( 社会不安症 )、発達障害 ( ADHD ) 、 自律神経失調症 、 統合失調症 、 パニック障害 、 強迫性障害 、 月経前症候群 ( PMS )、月経前不快気分障害 ( PMDD )、 認知症 、 心身症 、その他 メンタルヘルスの問題 や、職場の パワハラ ( パワーハラスメント )、 セクハラ ( セクシャルハラスメント )、 モラハラ ( モラルハラスメント )、 アカハラ ( アカデミックハラスメント )、 人間関係の悩み 、 家族の悩み 、 育児の悩み などに対して、 精神科 / 心療内科 / 麻酔科 ( ペインクリニック ) / 漢方内科 の診療経験豊富な 医学博士 の院長がこれまで 培って きた経験を活かし、患者様一人一人に合った適切な診療をさせていただきます。
また、 公認心理師 / 臨床心理士 による 心理カウンセリング , 大人の発達障害の検査 「 WAIS-Ⅳ ( ウェイス-フォー ) 知能検査 」, 子どもの発達障害の検査 「 WISC-Ⅴ ( ウィスク-ファイブ ) 知能検査 」や、看護師による血液検査、自宅でおこなえる 睡眠時無呼吸症候群 の検査も可能です。
さらに自費診療では、 プラセンタ注射 等の 健康注射 , 帯状疱疹ワクチン 等の 予防接種 が可能です。
それらを通して、皆様の心と体の健康をサポートさせて頂きます。
まずは皆様のお悩みや不安を聞かせて頂き、最適な医療を提供できるよう、 東京都 大田区 仲六郷 の 京急線 六郷土手 / 雑色 エリアで、 精神科 や 心療内科 などの メンタルクリニック の受診が初めての方でも安心を 保てて 通いやすく、気軽に立ち寄れる身近な存在を目指しております。
「 心 」と「 体 」は密接に関係しており、自分自身で何かおかしいなと思ったり、身近な方の異変を感じた場合には、ひとりで悩まず、手遅れになる前に、 心理カウンセリング / WAIS-Ⅳ ( ウェイス・フォー ) 知能検査 / WISC-Ⅴ ( ウィスク-ファイブ ) 知能検査 / プラセンタ注射 / 帯状疱疹ワクチン などの 自費診療 もおこなえる 精神科 / 心療内科 / 麻酔科 ( ペインクリニック )/ 漢方内科 を標榜する 保険医療機関 ( 診療所 )の 六郷土手駅前こころとからだの痛みクリニック ( メンタルクリニック ) へお気軽にご相談ください。